高野街道

高野街道(石仏〜紀見峠)

高野街道は石仏交差点から国道371号線を歩きますが、歩道の整備されていない区間もあり、「街道ウォーキングマップ」にも紹介されている美加の台駅下の遊歩道を天見出合の辻へと向かうのが無難なコースで、この遊歩道は危険もなく、川に沿った林の中や田園風景の中をのんびりと歩ける素晴らしい小径です。ただ、国道371号線を行くと車の脅威には曝されますが、旗尾岳(天見富士)の秀麗な山容が正面に見えたり、途中に「七里石」が置かれていたりで、パスするのも勿体ない。どちらを選んでも正解でしょうか。国道沿いに進むとすぐに歩道は途切れ、次の歩道までの距離は大したことはありませんが、擦れ違う車に緊張させられます。旧街道はしばらく旗尾岳を正面に見据えたら千早口郵便局の角から集落に入ります。天見川沿いに進んで集落を抜けまた国道に出会う手前右手に弘法大師所縁の「松明屋」というお堂を見て、少し行けば国道371号線です。さて、ここからがさらに大変で「七里石」までの200mは車にいつ撥ねられるかとヒヤヒヤの連続で、大型トラックが来れば立ち止まるしかありません。石仏から「七里石」まで約40分です。

国道371号線ここから歩道が忽然と消えて、しばらくは緊張の連続です。

天見富士・旗尾岳旗尾岳(天見富士)は標高548m。天見駅の裏から約1時間で山頂まで行くことができますが、山頂からの展望はありません。

西高野街道ここを左に下って千早口への集落へと入ります。正面に旗尾岳

西高野街道天見川に沿う落ち着いた集落を抜けていきます。

松明屋弘法大師所縁の「松明屋」には古いお堂が残っています。

河内長野市ホームページ「河内長野市には、弘法大師直伝のちまきを売って、大儲けした人がいた!」

国道371号線橋を渡って国道371号線に合流します。

「七里石」電柱の横にひっそりと「七里石」が建っています。この道を上下線とも凄いスピードで車が走り抜け、怖い! です。

「七里石」からもしばらくは歩道のない交通量の多い、歩くには命がけの道がつづきます。少しだけ歩道のある区間があってそれもすぐに途切れ、ここから出合の辻までは道幅も狭くさらに危険なため国道から天見小学校に向かって左へ下りJA大坂南天見支店の中を抜ける様な形で右斜めに向かいます。天見川を雰囲気のある小橋で越えれば南海高野線天見駅の可愛らしい駅舎の前に出て、しばらく行くと出合の辻で国道に合流します。国道を信号で渡ってすぐに右の小道に入れば天見の集落の中の旧街道です。

天見駅前南海高野線天見駅

西高野街道出合の辻です。左右に国道が走っていて、真っすぐ行けば林道流谷線で岩湧山への登山口に通じています。国道を渡って少し左へ行って右の細道へ入れば旧街道です。

次に国道と合流する島の谷の交差点まで距離は短いが、山間の農村といった感じでなかなか雰囲気のいい道です。島の谷の交差点からは国道沿いに歩きますが歩道が完備されているので安心して歩けます。

西高野街道国道に並行して集落を抜けますが、国道かに外れるとこんなにも雰囲気のある道が残っていたのかと驚くばかりです。

西高野街道

西高野街道あまりに立派な屋敷だったので振り返って撮りました。(写真の方向は進行方向ではありません)

西高野街道島の谷の交差点で国道に合流します。ここからは歩道完備で安心して歩けます。

島の谷交差点

西高野街道島の谷の山村風景です。旧街道はこの集落の中を通っていたようですが、廃道となっているため国道沿いに紀見峠を目指します。

島の谷からは緩い坂道を登り切ると、紀見峠トンネルが大きく口を開けています。紀見峠へはトンネルの手前を右に旧国道へと入ります。ここからは少し傾斜もきつくなりますが、かつての国道170号線、たいしたことはありません。旧街道としての紀見峠越えはもっと難所であったろうと思いますが、今はこの旧国道で想像するしかありません。

西高野街道左は国道371号線、トンネル手前で右の旧国道170号線へ入ります。

西高野街道緑に包まれた静かな旧国道です。ところどころで旧街道への踏跡らしきものはありますが、途切れ途切れになって歩くのは難しそうです。

峠の手前で、まず左へ金剛山へのダイトレが、すぐに右へ岩湧山へのダイトレが分岐しています。さらに少しで旧国道から左に分岐して旧街道沿いに入ると新しい紀見峠の道標があって、すぐに「六里石」が建っています。ここで和泉山脈の鞍部、標高430mの紀見峠から遥か高野の山並みを望んで紀伊の国へと入っていきます。「七里石」から1時間、約6000歩です。

西高野街道左の小径に入ると、ダイトレを通って金剛山。休憩を入れて約5時間の道のりです。

紀見峠〜金剛山

西高野街道右の小径に入ると、ダイトレを通って岩湧山。休憩を入れて約3時間の道のりです。

紀見峠〜岩湧山

西高野街道ここから旧街道へと左の道へ上ります。

西高野街道すぐに新しい紀見峠の道標が建っています。

「六里石」「六里石」とその向こうには「岡潔博士生誕地」の記念碑です。

岡潔博士『ウィキペディア(Wikipedia)』